あなたは【指令性】を上手に活かせていますか?
どの資質にも強み使い(バルコニー)と弱み使い(ベースメント)があります。
それらを日頃の生活の中で意識し、強み使いは活かし、弱み使いは対策することで仕事や趣味の生産性や人生の充実感を上げることは十分に出来ます。
このページでは【指令性】の強み使いの活かし方、弱み使いの対策について解説します。
※以下は私の個人的な資質に対しての見解です。
Index
【指令性】の概要
【指令性】の才能(思考、感情、行動のパターン)はこれ!
項目 | 内容 |
---|---|
思考パターン | 自分のことは自分で決めたい |
感情パターン | 他者に指図されるのがストレス |
行動パターン | 率直に意見を言う |
【指令性】の最大の才能は『対立を恐れず、主張すること』!
【指令性】のバルコニー(強み使い)
自分のことは自分で決められる環境に身を置く
【指令性】は物事を自分でコントロールしたいと思っています。
特に自分のことに関しては、他者から選択肢を与えられず、あれこれ指図される状況は我慢ならないのではないでしょうか?
なので、会社や家庭で自分以外の人と仕事や生活をする場合はなるべく、自主性を認めてもらえる環境や、目的だけ共有してもらって手段は自分で選ばせてもらえる環境に身を置くとストレスが少ないかもしれません。

力強い言葉で人を動かす
不運なことが起きたときや空気が重いとき、非常事態が発生したとき、人は思考停止状態になりやすいですが、【指令性】は迷いなく行動し、主導権を握ります。
そして、次々と指示を出しながら、その場を収めていきます。
【指令性】の言葉には場を支配する力強さがあるのです。
【指令性】は、思ってもいない褒め言葉は使わないので、ここぞという時の【指令性】の誉め言葉は、弱気になった人の背中を力強く押すのです。
停滞した物事を前進させる【指令性】の思い切りの良さを他の人たちは頼りにするでしょう。
対立の先にあるものを皆に知ってもらう
皆が様子をうかがって無難なことしか言わなかったり、場が迷走気味になったときには【指令性】の出番かもしれません。
場の状況を変えるような核心をついた率直な意見で、皆の目を覚まし、物事を前進させましょう。
【指令性】は対立を超えたところに得るものがあると考えます。
対立を恐れないその能力を本物の説得力にする為に言葉や声の調子、話し方を普段から練習しておきましょう。

例えば、【社交性】や【共感性】の資質が高そうな人に間に入ってもらうとか、自分が率直に言っても良いかどうかのGOサインを出してもらうとか。
【指令性】のベースメント(弱み使い)対策
率直なフィードバックを求めていることを知ってもらう
【指令性】は回りくどい言い方が苦手なので、基本的に物言いが率直です。
なので、周囲は【指令性】の率直な物言いを恐れ、意見を言うことをためらう傾向にあります。
しかし【指令性】は、相手がもぞもぞしていたり、回りくどい言い方をされるとイラっとします。
【指令性】は、自分に対するマイナスなフィードバックも真正面から受け止めますし、自分が納得すれば改善する素直さを持っています。
なので、周囲は【指令性】を恐れ、回りくどい言い方をするのではなく、率直に意見をぶつけた方がコミュニケーションが取れるはずです。
【指令性】は裏表がないので、その特性を理解さえできれば、付き合いやすいのではないかと考えています。
人間関係で微妙な問題が起こったら、直接、素直に話す機会を作り、隠し事のない人として評価されるよう努めましょう。
舌足らずを補う仕組みづくりをする
【指令性】は、無意識にキツイ言葉を使っていることを自覚しておいた方が良いかもしれません。
放つ言葉が率直過ぎて言葉が足りず、相手によっては人格を否定されたと感じるかもしれません。
なので、できるだけなぜそう思うのかや、認めている部分と指摘している部分の両方を伝えるなどの言葉を足すことで、誤解を招かないようにしましょう。
自分だけで対策をするのが難しい場合は、周囲の誰かに協力してもらい、自分と相手の間に入ってもらうなどして、弱点をカバーする仕組みづくりをしましょう。
最後に
【指令性】は、対立を恐れず、自他ともに主張することに価値を置きます。
それは、停滞した状況を力強く動かし、前進させます。
この素晴らしい資質の強みで、世の中がより良いものになりますように。
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あなたの他の上位資質は何ですか?お友達、同僚の上位資質は何ですか?皆が自分の強みを伸ばし、弱みを補完し合える時代がつくれるといいですね。