あなたは【責任感】を上手に活かせていますか?
どの資質にも強み使い(バルコニー)と弱み使い(ベースメント)があります。
それらを日頃の生活の中で意識し、強み使いは活かし、弱み使いは対策することで仕事や趣味の生産性や人生の充実感を上げることは十分に出来ます。
このページでは【責任感】の強み使いの活かし方、弱み使いの対策について解説します。
※以下は私の個人的な資質に対しての見解です。
Index
【責任感】の概要
【責任感】の才能(思考、感情、行動のパターン)はこれ!
項目 | 内容 |
---|---|
思考パターン | やると言ったことを完了させるまで、それに心理的に拘束される |
感情パターン | 約束を果たすことができると嬉しい |
行動パターン | 言い訳や正当化はしない |
【責任感】の最大の才能は『一度やると言ったことに対するコミット力』!
【責任感】のバルコニー(強み使い)
高いコミット力を自覚する
【責任感】は、自分の責任範囲や役割、求められていること、やるべきことを明確にするために「なにを」「どこまで」「いつまで」等を確認します。
そして、ある程度やれる確信や算段が整えば依頼を引き受けます。
事が動き出してからも、引き受けたからにはなんとしてでも約束を守るという意思が働きます。
なので、【責任感】はコミットできるという前提で引き受けますし、その後もコミットするために行動を起こすので、コミット力が高いのです。
責任の重さに比例するコミット力を活用する
より重責を負う業務を進んで引き受けてみましょう。
【責任感】は責務をまっとうするために自由が与えられた時、成長するだけでなく、非常にうまくそれに対処することができます。
自由とはチェックされるのは最後のみでプロジェクトの進行中はその必要がないということです。
必ずやりとげることで信用を得るでしょう。
責務をやり遂げたか計測できる仕組みを作りましょう
【責任感】は約束を果たせたことを知るのが好きです。
いかに効果的に、その責務をやり遂げたかを計測する指標やゴールをつくりましょう。
同じように、自分に割り当てられた任務の期待値も明確にしておきましょう。
そうすれば、結果の質に悩む必要がなくなり、約束したことだけに専念できます。
責任の分担を明確にしたうえで連携する
同じ考えを持った信頼できる人と責任を分かち合うことで満足のいく仕事ができます。
仕事の役割や担当分野を明確にし、お互いの責任範囲を侵さないようにすることで、あなたの才能が開花します。
【責任感】のベースメント(弱み使い)対策
一人で抱え込まない
【責任感】は自分が関わることに関しては、自分で100%責任を果たしたいという想いが強いです。
他者に任せると責任を果たせる保証がなくなると感じるので、一人で抱え込む傾向があります。
部下に任せたとしても、自分の責任を果たすために事細かく口出しをしてしまう傾向があります。
他者にも責任をもつ挑戦をし、彼らの成長にも貢献しましょう。
【責任感】を無理なく活かすには、自分の果たすべき役割とその責任範囲を自分自身で見極め、決断することが大切です。
ときには【責任感】を緩める
【責任感】は「こうあるべき」という自分が抱える『正しさ』に対する想いが強いので、ついつい自分の視野や行動を狭めがちです。
世の中は思っている以上に『いい加減』ですし、多種多様な人と物事の変化であふれているので、『いい加減(良い加減)』でないと生きるのが辛すぎます。
特に人間関係では他者に対して自分の『正しさ』を押し付けないように【責任感】を緩めることも必要です。
【責任感】を使う場面を選別する
【責任感】には高いコミット力がありますが、それだけ自分のリソースの消耗も大きいということです。
なので、【責任感】を使う場面を選別しましょう。
業務や要求されることが多すぎて、結果的に質を落としてしまうと、それはそれで【責任感】で自分を責め、悪循環に陥ってしまいがちです。
新しい依頼であれば、あなたにとって大きな意味や適任といえる業務内容か検討したり、今すでに抱えている責任と目標を優先するなどして、自分の【責任感】をマネジメントする方法をみつけましょう。
最後に
【責任感】は、一度やると言ったことに対するコミット力があります。
それは、周囲に厚い信頼を与えます。
この素晴らしい資質の強みで、世の中がより良いものになりますように。
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あなたの他の上位資質は何ですか?お友達、同僚の上位資質は何ですか?皆が自分の強みを伸ばし、弱みを補完し合える時代がつくれるといいですね。